今回はファインダーベースに取付けした3本のピトー管から乾燥空気を注入する。
1時側は1本なので3分岐する必要があるわけだが、分岐管を使用すると管路の空気抵抗を一律にするか 相応の風量プラスある程度の圧をかけなければ同一風量で注入できない。
直線分岐管も市販されているが、お財布に優しくない….
で、直線の3分岐を製作した。
一時側(画像手前の青い部分)はワンタッチの直線接続管を使用。
さてこの乾燥空気だが、今回は鏡筒上部(斜鏡に吹き付け)からのみの注入となる。 理由は、乾燥空気の方が湿った空気より重い(*1)ので、上部から必要量注入することで下部(主鏡部分)に 溜まってくるはず?
ただ….
鏡筒内温度差(注入空気と外気)があった場合 高い方は膨張する訳で乾燥空気の方が高かった場合軽くなって上部に上がってしまうのでは??
水槽用の小さなエアーポンプって排出空気の温度変化ってないのか?(これは実測したら直ぐに判るか…)
仮に温度変化があったとして、どれくらいで影響が出るのか?
次々と新技術を公開されているBORG沼の某氏なら、ささっと結論出せるんだろうなぁ。。。。。
*1)
空気に水分が+されると重くなる…感覚的にはそうなのだが、実際は….
空気の成分は窒素 78%、酸素 20%、アルゴン0.9%、二酸化炭素 0.03% 他
湿った空気の場合空気中に水分がプラスされる訳だから、体積が同じ場合比率の多い窒素や酸素の割合が減少する。
個々の質量は 窒素28 酸素32 水18 重い窒素や酸素割合が減って軽い水が増えるので軽くなる。
■フード再塗装
見た目はほぼ市販塗装品 かなりの自己満足。
前回の塗装
再塗装仕上げ済み
コメント
よ、呼ばれましたか?(汗)
ええと、基本的にはご推察の通りかと存じます。
直感的には湿った空気は重そうな印象を受けますが、ご指摘のように分子量を考えると空気よりも軽くなりますものね。
ただし、湿度が高い晩に微小な水滴(霧状の)が漂っている場合もあって、そのケースだと水滴自体が重いために降りてくる場合もあるかもしれません。同じ温度なのに、鏡筒の上面だけ濡れちゃうことってありません?
しかしここまでくると物理というより気象分野に近いので、私の苦手領域です。
ひょっとすると凝結核となるチリの有無で状況が変わるのかもしれませんね。
# あぷらなーと さん
あっ、聞こえました?
出張講義ありがとうございます。m(_ _)m
>湿度が高い晩に微小な水滴(霧状の)が漂っている場合もあって
それって俗に言う 霧 って奴の事ですかね。
この場合、やはりフード の性能って大事ですよね。
フード内の対流で外に押し出せたらベストなんですけどねぇ……
フード内を陽圧にできないかなぁ。。。
これやろうと思うと、装置が大掛かりになっちゃうか…
露点温度計測してそれに対応させた結露対策しつつフード内陽圧にする。
簡易装置でできたら、これって完璧かも。。